cocoropafeのつぶやき

お読みいただきましてありがとうございます  日々のことをおもむくままに日記っぽく記録しています

水を求めて三千里②

 

 

↓ 前回のあらすじ

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彼は水を求めて

どのくらい走ったのだろう・・・

 

「・・・うっ・・・寒い・・・」

 

彼の意識はもうろうとしていた

 

彼は気付かぬうちに箱根は芦ノ湖にいた

 

 

彼はもうろうとした意識の中で

箱根ターンパイクを通り

芦ノ湖スカイラインを通って

芦ノ湖の湖畔にいた・・・・

 

箱根ターンパイク芦ノ湖スカイラインは有料だが

景色がものすごくいい

見晴らしが良く富士山を目の前で見ることができる

有名なドライブコースとなっている

 

・・・が、しかし、

山を越えて行くので標高が上がるにつれ気温も下がる

天気は良かったが、標高の高さと

その日は風が強かったため

それなりの装備で臨んだが

彼は肌寒さを覚えたのだった

 

「・・・すこし・・・さむいな・・・・」

「喉の渇きと・・・お腹も空いてきた・・・」

「お腹が空いたな・・・・」

 

 

彼はもうろうとする意識のなか

バイクを走らせる

 

 

そして、とある建物にたどり着いた

 

 

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「なんだ・・・この建物は・・・・・?」

「み・・ちのえ・・・き・・・ふじお・・や・・ま・・・?」

「おかっぱの・・・・なんだこいつは・・・・?」

 

どうやらこの街は金太郎生誕の地らしい

国道246号沿いにある唯一の道の駅らしい

 

「う・・・・お腹が・・・・」

 

彼はお腹が空きすぎて気を失いかける・・・

 

 「おな・・かが・・すいた・・・」

「・・・・・・・・。」

 

 

 

「・・・・ん・・?・・・なんだ・・・?」

 

 

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意識が戻り、目の前に モツ煮込み定食 があった

 

「うあっ・・うまい・・身体が温まる〜・・・」

 

彼は無心でそれをかきこみ

併設されている休憩所で少し眠るのであった

 

休憩室には1人だけ先人がいた

彼は5m以上離れたところで休んだのだった

彼はマスクもしていることは言うまでもない

 

 

 

 

 

 

どのくらいの時間がたったのだろうか

彼は喉が渇いているというのに、モツ煮込み定食を食べてしまった・・・

モツがとろ~りと溶け出した濃い味噌にまた喉の渇きを覚えて

彼は眼を開けた・・・

 

「くそっ・・・・喉が・・・かわいた・・・」

 

「そろそろいくか。」

「しかし、いったい何処へ行けばいいのか」

「とりあえず、外に出てみるか・・・・」

 

彼は休憩所から外に出た

 

「ん?・・・・あれは・・・」

 

 

 


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空をおおう雲の向こうに雪をかぶった大きな山が見える

 

「そうか・・・・あの山に向かっていたんだったっけな・・・」

 

「まずい・・・喉が渇いて・・倒れそうだ・・」

 

「あの山に行けば水があるかもしれない・・・とりあえず、いこう・・」

 

 

彼はバイクにまたがり、またあの山に向かって走り出した

 

まだ、これから彼に試練が待ち受けていることも知らずに・・・・・。

 

 

 

 

 

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